レアルのパスサッカーを封じ込め、切れ味鋭いカウンターを狙い続けたリヨンが1st.legを完封勝利で終えた。このところ調子を上げてきているデルガド、相変わらずの運動量でサイドを疾走するゴヴの両ワイドアタックが光ったが、殊勲はクリスを中心としたディフェンスライン。統制の取れたブロックで個人を組織で封殺。リターンマッチが行われる、サンティアゴ・ベルナベウでもこの守備が出来れば…と希望を与えるほどの内容であった。

ベッカムの古巣対決ということでも注目の集まった好カード。試合前に「ミランの勝利のために全てを尽くす」と語っていた、元ユナイテッドの７番が供給したプレイスキックからロナウジーニョが先制点を上げ、序盤はミランの攻勢となったが、一旦守勢に追い込まれると抜け出せなくなるミランの悪い癖に乗じ、ユナイテッドが3連続弾。2nd.legも撃ち合いになるか。