日本で大人気のサッカーゲーム、ウイニングイレブン(発売元コナミ)に影響を及ぼしかねないニュースがイギリスのメディアBBCによって報じられた。

その内容は、Fifa Soccerを開発販売しているEA Sportsがプレミアリーグと技術協力を結んだというものだ。同ニュースによると、今季からEA Sportsは、独自の試合データを選手の能力に置き換えるノウハウを駆使して、選手の成績を数値化、週毎には最優秀チームを選出して発表する予定とのこと。プレミアリーグでマーケティング部門を受け持っているリチャード・マスターズも「プレミアリーグのファン達もそういうデータを求めており、このパートナーシップ契約は好影響を及ぼすだろう」と語っており、プレミアリーグ側も大きな期待感を持っているようだ。

EA Sportsは、“FIFA公認”という強い武器で“サッカーゲーム界の顔”として君臨してきているが、その対抗馬であるコナミにとってこのニュースは気にはなるだろう。

ウイニングイレブンではプレミアリーグ勢とのライセンス契約に苦戦しており、これまでのウイニングイレブンでは登場しても1作品において2チームが限界。プレミアリーグに所属するクラブの多くを“非実名”という形で搭載するのが精一杯という状況だ。「実名か否か」という尺度で作品自体の優劣を付けるサッカーゲームファンは多数派を占めており、仮にゲームから実名のプレミアリーグクラブが消滅するとなると・・・コナミにとっては想像するだけで恐怖を感じるかもしれない。

まだ、このパートナーシップがサッカーゲーム界にどのような変化をもたらすかは不確かであるが、今季以降のEA Sports vs コナミの戦いには注目が集まる。

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