2011年8月17日(水) - エスタディオ・エルナン・ラミレス・ビジェガス(ペレイラ)
Brazil
2
0-0
2-0
0
Mexico
エンリキ
エンリキ
80'
84'
得点者




ブラジルが決勝進出

2011FIFAU-20W杯コロンビア大会の準決勝第2試合はブラジルがメキシコを退け、優勝した2003年以来の決勝進出。

試合はキックオフから体躯と個人能力で上回るブラジルが強い圧力をかけて攻撃に出るが、その厳しい時間帯を耐えたメキシコがトップ下のダビラのテクニック、両ワイドのオランティア、イバニェスの攻撃参加から少しずつペースを握る。さらに後半、機動力のあるピニョンを投入して以降、メキシコが試合を優勢に進めていたがどうしても得点を奪えず、80分、一瞬の隙を突いたブラジルがネゲバのクロスからエンリキのヘディングゴールで先制。さらにカウンターから再びエンリキが決めて突き放し、試合を決めた。

今大会のブラジルはやや組織力には欠け、予選で活躍したネイマールという圧倒的なタレントはいないものの、勝負所での1vs1の強さと試合巧者ぶりはさすがの一言。守護神ガブリエウの存在感も大きい。この試合でもやや劣勢の時間が長かったが、準々決勝スペイン戦同様、底力を発揮して勝利を手繰り寄せた。

惜しくも敗れたメキシコ。今大会は特別お家芸のポゼッションやパスワーク、運動量に優れていたわけではないなかでしぶとく勝ち上がってきたが、この試合では決定力の面で“らしさ”を露呈してしまった。特に、大会の目玉選手の一人で将来を嘱望されるエリック・トーレスの不調もやや響いたかっこうだ。

(筆:Qoly編集部 H)

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