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2011年9月9日(金) - エスタディオ・ド・ドラガォン(ポルト)
Porto
3
0-0
3-0
0
Vitoria Setubal
ジョアン・モウティーニョ
ハメス
ベルスキ
53'
75'
89'
得点者








代表戦に加えてミッドウィークにリーグ戦の未消化分を戦ったポルト。過酷なスケジュールの中、最終ライン以外はほぼバックアップの選手で構成された布陣を選択し金曜日のナイトゲームに望んだ。

立ち上がりは連携が整わず苦戦したものの、徐々に「ポルトらしさ」が復活。さらに後半に投入されたジョアン・モウティーニョが好調さを見せ、試合をコントロール。結果的には3点のリードを奪っての快勝を収めた。

本来のポルトは、押し込んだ上でフッキ、ヴァレラの強烈なドリブルやカットインでDFを複数引きつけて攪乱し、中央にスペースが空いたらCFに(現状クレーベルがフィットしていないので、ファルカオほどこれは機能していない)、サイドが空いたらSBがフリーでプレーするという攻めが得意。しかしこの試合の序盤は、ハメス・ロドリゲス、クリスティアン・ロドリゲスが数的同等で止められてしまうためにスペースを作れなかった。

20分辺りまでは苦戦。しかしその後徐々に「らしさ」が出てきた。ドリブル一本で相手を歪ませることはできないが、両ウイングが積極的に中に絞り、サイドバックとセンターハーフがすかさず追い越してサポート。攻撃意識が高まったことでスペースが生まれるようになり、スピードアップ。前半終了まで、3度シュートがクロスバーに弾かれる場面を作り出した。

そして後半はさらにペースアップ。起点となったのは上記のように代表戦を終えたばかりのジョアン・モウティーニョ。ソウザに代わってピッチに入ると、普段とは違うアンカーを務め、テンポの速い展開と飛び出しでリズムを変えた。そして53分に自らゴール左隅にミドルシュートを決めて先制点を獲得。

75分にも鮮やかなパスワークから追加点。右サイドでボールを持ったフシレが中央へ折り返し、デフールがポストになって繋いで、ベルスキがペナルティエリアへと鋭いパスを送る。途中出場のフッキがヒールで流し、ハメスがシュート。リードを広げた。

さらに試合終了間際に、フッキのポストからベルスキがミドルシュートを決めて3点目。苦しい時間もあったが、終わってみれば3得点、完封。主力を温存しながらでも「圧倒的な強さ」を感じさせる1戦であった。


(筆:Qoly編集部 K)

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