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2011年9月18日(日) - エスタディオ・カルロス・オソーリオ(オリヴェイラ・デ・アゼメイス)
Oliveirense
1
1-0
0-0
0
Uniao da Madeira
ゼ・ペドロ
38'
得点者




3部から昇格したばかりながら3位に付けていたウニオン・マデイラを、オリヴェイレンセがホームで撃破。大きな実力差は感じなかったが、昨季昇格に絡んだ自信を生かした冷静な試合運びであった。

序盤はやや打ち合いの展開であったが、徐々にオリヴェイレンセは守備を固めての反撃に移行。激しくチェックを仕掛けてくる相手に対し、後方で落ち着いて繋いでプレスを誘い、空いたスペースに長いボールや縦パスを入れて攻撃を作り出した。

38分には先制点を奪取。バルジュの左CKをニアでジエゴがフリックオン。コースが変わってファーに抜けてきたところをゼ・ペドロが合わせてゴールに押し込んだ。

後半は激しく仕掛けてきた相手に押し込まれる場面が増加したが、失点の可能性が高い状況はあまり生まれず。落ち着いてディフェンスを固め、ロングボールを放り込み、時間を潰して試合を支配。最後までゴールを守りきり、勝利をものにした。

ウニオン・マデイラは非常に「ガツガツした」チームであった。前線から積極的にフォアチェックを仕掛ける。高い位置からブルーノやトニーのパス、あるいはヌーノ・シウヴァやグレイブソンのドリブル突破を生かし、両サイドバックがすかさずサポートに上がってくる。ここまで3試合で7得点をあげている攻撃力は感じられた。

しかし非効率的なところがあった。一つは、前線から守備を仕掛ける割にはコンパクトさがなく連動もしていないため、誘い出されるとスペースが生まれてしまうこと。もう一つは、仕掛けている割にクロスボールの精度が乏しくほとんど中央の選手に合わないこと。これらの戦術的な弱点を利用されたのが敗因であったといえる。

(筆:Qoly編集部 K)

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