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2011年11月11日(金) - ドゥシャンベ・セントラル・スタジアム(ドゥシャンベ)
Tajikistan
0
0-1
0-3
4
Japan








得点者
36'
61'
83'
90+2'
今野
岡崎
前田
岡崎


第3節では8-0と大勝したタジキスタン相手に、アウェイの環境にやや苦戦しながらも0-4と快勝。危ない場面はあったものの全体的には試合をコントロールでき、安定した試合運びは出来ていた。及第点の内容だったと言えよう。

立ち上がりは相手の勢いに押された。しかもタジキスタンは前回と最終ラインの位置が大きく変わっており、サイドハーフも簡単に中央に絞ってしまうことなく、「サイドを空けずに簡単にクロスを入れさせず、ハーフナーはV. ヴァシエフのマンマークで自由を与えない」という違った形で望んできていた。しかも荒れ野原のようなピッチの上。アジャスティングに時間が掛かり、慎重に入らざるを得なかったのは仕方がない。

しかし明らかに時間と共に慣れは生まれた。長谷部、遠藤などがサイドと中央の間くらいでボールを持つことにより相手のサイドハーフを絞らせ、内田や駒野のマークを外す。これを基点にボールを動かして相手を押し下げることで、ボールを支配でき、さらにターゲットをサイドフ、マフムドフだけにしてしまうことで今野、吉田のインターセプトの成功率がほぼ100%となった。

32分にはセットプレーからの流れで相手にミドルシュートを許し、幸運にもポストに助けられる場面もあったが、決してペースは相手に渡してはいなかった。そして、流れの通り36分に先制点を奪取。基点は今野のインターセプト。ハーフウェー付近でボールを奪って繋ぎ、左サイドで受けた香川が中央に切れ込んで守備を引きつけてパス。長谷部がすかさず裏にボールを送り、飛び出した中村憲剛がシュート。キーパーが弾いたところを、基点となった今野が押し込みネットを揺らした。

後半はさらに3得点を奪取。61分に香川が左サイドを突破しクロス、ファーで岡崎がヘディングで追加点。83分に交代出場の前田がゴール前で粘って強引にシュートを放ち3点目。終了間際には清武、前田の中央でのコンビネーションでアクセントを付け、右サイドでフリーになった岡崎がとどめのゴールを決めた。

ただ後半はむしろ難しい状況にもなった。リードが広がったこともあって若干ラインが下がった上、サイドフに代わって入ってきたハムラクロフが最前線でターゲットとして機能したため、前半のように「押し込んでしまえばほとんど今野と吉田がくさびを潰せる」形は維持できず、シフトチェンジも出来なかった。大きなリードを得ていたので大きな傷にはならなかったものの、ここは少し課題が出たとも言える。

とはいえ、アジアの劣悪なアウェイの環境でしっかりと勝ち点3を奪取でき、4得点を奪えたというのは明らかにポジティブな結果。しかも前半途中でそれなりにアジャスティングが出来ていたことを考えれば、合格点以上の試合だったのではないか。

(筆:Qoly編集部 K)

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