2012/6/18 20:45ムニシパル・スタジアム(ポズナン)
Italy
2
1-0
1-0
0
Ireland
カッサーノ
バロテッリ
35'
90'
得点者

決勝トーナメント進出のためには、まず勝利が必要という状況で3戦目を迎えたイタリアはこのアイルランド戦、これまでの3-5-2から4-1-3-2へとシステムチェンジし、さらに2トップの一角にディ・ナターレを起用。他にもバルザーリ、バルザレッティ、アバーテら先の2戦では起用されなかったフレッシュな選手らがスタメンに名を連ねる布陣で臨んだ。

試合は立ち上がり直後パスミスからピンチを迎えたようにイタリアに硬さが見られ、思い通りの試合運びを見せることが出来ない。対し失うものが無いアイルランドは、アグレッシブなプレーを披露し、前線からのハイプレッシャーでボールを奪うとスピーディーなカウンターを仕掛けイタリアを苦しめる。それでも何とかアイルランドのカウンターを凌いだイタリアは35分、ピルロが蹴ったコーナーキックにカッサーノが頭で合わせゴール。欲しかった先制点を手にし、イタリアの1点リードで前半を折り返す。

勢いに乗るイタリアは後半立ち上がり早々、この試合躍動感を見せていたバルザレッティが積極的に攻撃参加しチャンスを作る。追加点を奪うまでには至らないものの、良い流れで後半に入り、このまま試合が進むと思われた。ただし魂の籠ったプレーを身上とするアイルランドも黙ってはいなかった。サポーターの声援を受け徐々に息を吹き返すと、引いて守るだけの状況からパワープレーを武器に前への圧力を強める。これにより危険なシーンを何度も作られ苦しくなったイタリアは、63分にディアマンティ、74分にはバロテッリを投入し、前線に起点と推進力を加え追加点を狙うためのカードを切る。この交代が効果を発揮し、加えてヒートアップし過ぎたアイルランドの選手達の苛立ちにより流れが変わり、89分にはアイルランドのアンドリュースがこの日2枚目のイエローカードで退場。イタリアがペースを取り戻す。その直後、今大会ここまで眠っていた男が目を覚ました。

90分、ディアマンティが入れたコーナーキックに、相手DFオシェイに体を預けながらバロテッリがボレーで合わせ追加点。このスーパーゴールによりスコアを2-0とし試合は終了。この時点ではイタリアの決勝トーナメント進出はまだ確定していなかったが、グループCもう一つの試合でスペインが勝利を収めたため、厳しい戦いを強いられながらもイタリアがグループ2位の座を確保した。


(筆:Qoly編集部 Y)

{module [170]}
{module [171]}
{module [186]}

【厳選Qoly】スゴいメンバーだ…長谷部誠がプレーした「最強のチームメイト」ベストイレブン

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら