日本代表の香川真司が記念すべきプレミアリーグ初ゴールを決めた、8月25日のフラム戦。マンチェスター・ユナイテッドが今季リーグ初勝利を飾ったこの試合で、もう一つ大きなトピックとなったのが、ウェイン・ルーニーを襲った不運な怪我である。相手選手に踏まれた右太腿の裂傷は幅15cmに及んでおり、動脈まであと数ミリという際どいものだった。当初は全治に2ヶ月近くかかるとみられていたが、適切な処置のおかげで1ヶ月程度での復帰が見込まれている。

ところで今回のアクシデントについて、イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)のゴードン・テイラー会長が先日、「この件に関する我々の調査はまだ終わっていない」と語った。彼らが気にかけているのは、ルーニーを踏んだフラムのロダジェガではなく、彼の履いていたスパイクについてだ。

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ロダジェガが履いていたのは、クリスティアーノ・ロナウドやイブラヒモヴィッチなども愛用しているNikeのマーキュリアルヴェイパー8(Mercurial Vapor VIII)。その中でも、2種類のスタッドを組み合わせたSG-PROソール(下)という裏底のものを使用していたことが写真などから確認できる。

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天然芝や悪天候時向けのSG(ソフトグラウンド用)ソール。それ自体は特に危険なものではないが、マーキュリアルヴェイパー8のSG-PROソールは鋭いブレードの固定式スタッドと取替え式のやや尖ったスタッドで構成されており、他のスパイクと比べてやや異質。このスタッドの形状に関して、PFAはもう少し検証を行うようだ。

(筆:Qoly編集部 O)

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