6月6日、スーパースポーツ・ドットコムは「元南アフリカ代表FWベニー・マッカーシーが現役引退を発表した」と報じた。

ベネディクト・マッカーシーは1977年生まれの35歳。南アヤックスがアフリカに設立したクラブで頭角を現し、1997年に欧州へ移籍。アヤックス、セルタ、FCポルト、ブラックバーンなどのクラブで活躍。モウリーニョ監督の下でプレーした03/04シーズンにはチャンピオンズリーグ優勝も経験。一昨年母国に戻り、オーランド・パイレーツに加入した。

南アフリカ代表選手としても長く活躍し、1998年、2002年ワールドカップに出場。80試合に出場し、31ゴールを獲得。南アフリカ代表最多得点記録を保持している。

スーパースポーツ・ドットコム

ベニー・マッカーシー

「街のニャンガ・スタジアムから始まった驚くべきキャリアを楽しむことが出来た。神様のおかげだ。チャンピオンズリーグや世界クラブカップのメダルを獲得した。選手としての最高レベルのタイトルを手にしたんだ。

フル代表では80試合に出場し、31ゴールという記録的な結果を残すことが出来た。2度のワールドカップ、オリンピック、そしてU-20ワールドカップに出場できたのも、自分の心に永遠に刻まれる思い出だ。

そして最後を迎えるために南アフリカに帰ってきた。オーランド・パイレーツでもトレブルを勝ち取ることが出来た。まさに夢のようなフィナーレだったよ。

17年のプロ生活は、はっきり言って自分が期待していた以上のものだった。多くの素晴らしい監督の下でプレーできる特権を得たよ。世界最高の監督ともね。それはもちろん、ジョゼ・モウリーニョのことさ。

フットボールは僕によくしてくれた。特別な瞬間を与えてくれたし、家族の生活を改善させることが出来る立場になれた。とても感謝している。旅路の途中で助けてくれた多くの人々にも感謝したい。家族はいつも素晴らしいサポートをしてくれた。母のドーラ、亡き父のダドリー。彼らには小さな誇りを与えられたと思いたいね。

またスポンサーにも。ナイキは僕を15年間もサポートしてくれた。とても有難いことだった。そして最後に、指導者でありマネージャーのロブ・ムーアにも。彼は17歳の時から僕とともに歩いてきた。

サッカーは僕の人生そのもの。僕の血はサッカーを愛する心で染まっているんだ。だから第二の人生については、まず指導者のライセンスを取ることに専念したい。そして知識を学べる場所で働きたい。あと、試合を見るのも好きだから、いくらかはメディアの仕事もしたいな」

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