現地時間8日、ロンドンはエミレーツ・スタジアムで、今シーズンよりプレミアリーグで導入されるゴールライン・テクノロジー(以下GLT)のメディア向け発表会が行われ、アーセナルのヴェンゲル監督の他、プレミアリーグの要人たちが新シーズンに向けての最終チェックに臨んだ。
プレミアリーグでは来シーズンより、プロサッカーリーグとして史上初めてGLTを導入する。プレミアリーグが用いるのは、複数台のハイスピードカメラを利用する“ホークアイ”という技術。高精細のハイスピードカメラを複数台用意し、そこから作られるCG映像により、ボールがゴールラインを割ったかどうかを判定するというものだ。
こちらが、今シーズンプレミアリーグで使用されるボールと主審の腕時計。もしボールが完全にゴールラインを割れば、この腕時計に振動で通知される仕組みになっており、主審はこの通知を元にゴールの判断を下す(最終的な決定権は主審にある)。
プレミアリーグのレフェリー、アンソニー・テイラーもこの発表会に出席。主審にとっても、GLTの導入は大きな変革期になる。
アーセナルのGKシュチェスニやベンゲル監督もこの発表会に出席。GLTの仕組みを関係者からレクチャーされ、理解を深めた。
こちらはホークアイのカメラから作成されたCG映像。ホークアイ社公式HPによれば、必要であれば数秒以内にこのCG映像をテレビ中継やオーロラビジョンに映し出すことができるという。
そしてこちらが、エミレーツ・スタジアムに設置されたハイスピードカメラ。先日はオールド・トラッフォードでも設置が発表され、まもなくプレミアリーグのすべてのスタジアムで確認できることになりそうだ。