昨日15日に行われたW杯予選最終節で見事ポーランドを2-0と下し、本大会への出場権を獲得したイングランド代表。

2試合を残して4チームに出場の可能性があったグループHも、終わってみればイングランドがあっさり首位通過。昨日発表されたFIFAランキングで10位とジャンプアップを果たすも、本大会ドローの第1シードからは外れてしまった同国だが、来月にはホームでチリ代表およびドイツ代表とのテストマッチが予定されている。

そんなW杯ムードで盛り上がるイングランドだが、翌年のW杯に臨む23名を現地の名物記者であるヘンリー・ヴィンター氏が早くも『Telegraph』の中で予想している。

ヘンリー氏は日本のサッカー誌『Footballista』の中でも自らのコーナーを持ち、サッカー実況の西岡明彦氏とも交流があるなど、日本のサッカーメディアとも関係が深いジャーナリストである。

▼ヘンリー・ヴィンター氏が選ぶイングランド代表23名

【GK】
ジョー・ハート(マンチェスター・シティ)
ジャック・バットランド(ストーク・シティ)
フレイザー・フォースター(セルティック)

【DF】
カイル・ウォーカー(トッテナム・ホットスパー)
グレン・ジョンソン(リヴァプール)
フィル・ジョーンズ(マンチェスター・ユナイテッド)
クリス・スモーリング(マンチェスター・ユナイテッド)
ギャリー・ケーヒル(チェルシー)
フィル・ジャギエルカ(エヴァートン)
アシュリー・コール(チェルシー)
レイトン・ベインズ(エヴァートン)

【MF】
マイケル・キャリック(マンチェスター・ユナイテッド)
アンドロス・タウンゼント(トッテナム・ホットスパー)
テオ・ウォルコット(アーセナル)
スティーヴン・ジェラード(リヴァプール)
レイヴル・モリソン(ウェスト・ハム)
ジャック・ウィルシャー(アーセナル)
ロス・バークリー(エヴァートン)

【FW】
ダニー・ウェルベック(マンチェスター・ユナイテッド)
ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
ダニエル・スタリッジ(リヴァプール)
アンディ・キャロル(ウェスト・ハム)
ジャーメイン・デフォー(トッテナム・ホットスパー)

ヘンリー氏によると、若手とベテランを融合させたメンバーが理想とのこと。

DFでは各ポジションに2名ごとチョイスされており、次点にはサウサンプトンのルーク・ショウを挙げている。

MFは7名。予選最期の2試合で活躍したトッテナムのタウンゼントを選んでいる他、先日U-21イングランド代表の試合でも大活躍したアストン・ヴィラのレイヴル・モリソンを選択。

またヘンリー氏は、少なくとも5名のストライカーが必要であることを指摘。多様なプランを組めるよう、ウェスト・ハムのアンディ・キャロルをピックアップしている。

ちなみに、この中で最も知名度が低そうなレイヴル・モリソンはマンチェスター・ユナイテッドアカデミー出身の20歳。あのサー・アレックス・ファーガソン前監督に「クラブ史上最大の発見」と言わしめた逸材で、ドリブルの切れ味、ボールコントロール、パスセンス、そしてシュートとどれをとってもレベルが高く、イングランドでいま最も注目を集めるタレントである。

 

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