12月もようやく中頃。全国的にも冷え込みが増し、街中には鮮やかなイルミネーションが灯り始めている。

そんなロマンチックな雰囲気漂うこれからの1ヵ月間、タフすぎるスケジュールを戦い抜くのがイングランドのプレミアリーグだ。年末年始の過密日程は世界的にも有名であり、クリスマス休暇も三元日も彼らにはない。まさに、フットボールに生きているのである。

そんなシビアな世界で戦うプレミアリーグの素敵な文化をご存知だろうか?

実はプレミアリーグの選手たちは、この時期になると決まって訪れる場所があるのだ。

こちらは、主にプレミアリーグでよく見られる“クリスマスビジット(Christmas Visit)"と呼ばれるイベント。

子供たちが入院する病院を選手たちがこのクリスマスシーズンに訪問し、サインやプレゼントなどを手渡して勇気づけるという素敵な試みである。

プレミアリーグのクラブは每年定期的に近くの病院を訪れており、病に苦しむ少年少女に笑顔を届けるのだ。プレミアリーグはただでさえ過密スケジュールである。欧州カップだってある。しかし、選手たちは子どもたちと積極的にコミュニケートする。その姿が、今こうして私たちのもとへと感動をもって伝えられている。

Is the big present for me?

想像してみる。

自分の元へと駆けつけ励ましてくれたサッカー選手が、週末の試合でゴールを決めた時の少年たちの気持ちを。手を強く握りサインをくれた選手が、テレビの中で大活躍を見せた時の少女たちの興奮を。きっと彼ら彼女らにとって、病と格闘するには十分なエネルギーになるはずだ。

これから長く過密な日程を迎えるプレミアリーグ。少年少女たちの笑顔のためにも、選手たちは戦い続ける。

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