マンチェスター・シティの優勝で幕を閉じた2013-14シーズンのプレミアリーグ。早くも来季へ向けた補強に関する噂が多く飛び交っているが、惜しくもプレミアリーグ優勝を逃したリヴァプールとチェルシーの2クラブが互いの選手を狙いあっているという噂が流れている。

まずはリヴァプールが獲得を狙うロメル・ルカクについての噂だ。『Mirror』によれば、リヴァプールのブレンダン・ロジャーズ監督は今季エヴァートンで活躍した21歳のベルギー代表FWの獲得を強く希望しているという。ルカクは昨季ローン先のWBAで活躍。今季はチェルシーでプレーするものとみられていたが、アンドレ・シュルレ、サミュエル・エトーの加入や、デンバ・バ、フェルナンド・トーレスの残留に伴い、エヴァートンへローン移籍していた。来季こそチェルシーに戻るのではないかと噂されているが、去就は未だ不透明であり、若く優秀なFWである事から売却の噂も絶えない。

ルカクはリヴァプールにとって前線に力強く信頼できるターゲットマンを欠いているため打ってつけの補強だ。また、今季プレミアリーグで得点ランキング1位と2位を独占したルイス・スアレス、ダニエル・スタリッジの両名と共にプレーが可能なタイプの選手だと言える。今季終盤にリヴァプールが失速した原因の1つに前線の駒不足があったことは否めず、イアゴ・アスパスでは物足りないと言わざるを得ず、ローン移籍中のファビオ・ボリーニが戻ってきてフィットするとは言いづらい。チェルシーはアトレティコ・マドリーのジエゴ・コスタの獲得が間近に迫っているといわれており、ジエゴ・コスタの加入が決定した場合は、ルカク放出の流れとなってもおかしくないだろう。