日本時間25日早朝にキックオフされる、UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦。

そんなUCLの決勝戦といえば、例年、キックオフ前に様々なセレモニーが行われることでも知られている。

そこでは、決勝戦の会場に因んだ演出が繰り広げられ、極上の舞台の雰囲気をより高めてくれる。また、2008-09シーズンからは試合前に流れる「アンセム」も特別ヴァージョンに仕立てられることがあり、こういった細かな演出が一部のマニアを刺激しているのだ。

今回は、そんな「CLアンセム」のFinalヴァージョンを集めた音源集をご紹介しよう。

UCLアンセムの正式名称は「UEFA Champions League Anthem」。英語、ドイツ語、フランス語の3つの言語が歌詞に登場し、英国のロイヤルフィルハーモニー管弦楽団が演奏を担当している。

UCLアンセムのフルヴァージョンはおよそ3分である。しかし、中継の開始前やキックオフ前に流れるアンセムは40秒ヴァージョンに短縮され、3年に1度の周期で細かにアレンジが加えられている。

ちなみに、このFinalヴァージョンの中で編集部Sオススメのものは、なんと言っても2008-09シーズンの決勝戦で流れたものである。ローマのオリンピコで行われた決勝戦はバルセロナがマンチェスター・ユナイテッドを2-0と破ったが、その試合前のセレモニーは、見ている者の心を打つ本当に素晴らしい演出であった。

この時、コーラスに参加したのがイタリア人テノール歌手のアンドレア・ボチェッリ氏だ。

日本でも人気のあるボチェッリ氏は、UCL決勝という極上の舞台で見事な歌声を披露し、最高の雰囲気を演出した。ボチェッリ氏は盲目の歌手だが、幼少期にサッカーボールを頭に受け失明した過去を持つ。

しかし、それから数十年経った2009年、ボチェッリ氏はサッカーの舞台で歌声を響かせる機会を得た。自身はインテルのファンだそうで、この大役の後、喜びの声を漏らしていた。

W杯のプレシーズンであった2013-14シーズンもいよいよクライマックス。世界最高峰の舞台を締めくくる最後のアンセムには、どんな魔法がかけられているのだろうか。

2013-14シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーの試合は、日本時間2014年5月25日(日)午前3時45分よりキックオフ。地上波放送では全国フジテレビ系列で午前3時35分から生中継予定。

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