日本時間2014年6月13日明朝5時。

サッカー王国ブラジルでのW杯がついに開幕した。

ブラジルvsクロアチア。
個人的に事前に街中でやっておいたアンケートでは、多くのブラジル人が自国の勝利を予想。 スコアは1-0、2-0、3-0が多く、つまり失点は無くブラジルが勝つというもの。 恐らく他国民が予想してもだいたい同じではないか?

そして結果は皆さんご存知の通ブラジル3-1クロアチア。
大方の予想とは違って、ブラジルはマルセロ選手のオウンゴールで先制を許した。
因みにW杯のオープニングゴールがオウンゴールというのは史上初だそうだ。

さて、この試合のターニングポイントとなったのはどこだろう?

言わずもがな、フレッジ選手へのファール、西村主審のPK判定だろう。

日本では色々と議論されているみたいですが、ブラジルでは正直なところ"誤審"として扱われている事が多いです。

今朝のGloboの一面はこんな感じ。

「ありがとー」と書かれてしまっている。

また、街中でこれまた独自にアンケートをしてみたところ、約8割が"PKでは無かった"と答え、1割が"PKだった"、残り1割が"審判の裁量次第。尊重する"というニュアンスだった。※それでもブラジルの2-1勝利だから関係ないという意見も多数。

筆者の考えでは、後者の考えに近い。 具体的には「PKでは無かったと思うが、誤審でもなく、審判の裁量を尊重する」という感じ。

何故かというと、フレッジが倒れた場面、確かに必要以上に大袈裟に倒れたが、手を使って抑えていたのも事実。

実は2〜3年前あたりから、「通達で、手を使ったファールに対して厳しくとる方向になった」と知人の審判員に聞いた。 そういうのをもっと一般の方にも浸透させないと、混乱し易くて私も何度か困った経験があるのだか、W杯に出場するクラスの選手にはしっかり行き届いているのかは確認してみたい。

【次項】「レフェリングの持つ曖昧さ、それでも…」