マンチェスター・ユナイテッドの新監督に就任し、早くもプレシーズンマッチを指導したのはオランダ人指揮官ルイス・ファン・ハールである。

クラブに合流してわずかわずか数日。しかし、それでもファン・ハールが目指すサッカーは徐々に浸透しつつある。 先日行われたローマとの強化試合では3バックを起用し、3-2で勝利。選手起用にも監督の狙いが色濃く反映されており、就任まもなくにして変革の予感を感じさせている。

そんなファン・ハール監督だが、ユナイテッドの監督に就任して以降、早速クラブに新たな規律を設けたようだと英国『Mirror』が伝えている。中でも最もビジュアルに訴えかけたものはこのようなメカであった。

いかにもハイテクっぽいこの機械は、睡眠カプセルである。記事によれば、ファン・ハール監督はキャリントンにあるトレーニンググラウンドに睡眠カプセルを用意させたんだとか。

睡眠カプセルとは、文字通り眠るためのスペースである。カプセルは他人のものと区切られておりプライバシーは保護。選手たちはこの中で快適に過ごすことができ、練習と練習の合間の小休憩をここでとることが推奨されているそう。長いシーズンを戦う上で、疲労を出来る限り減らすための工夫であるのだろう。

記事によれば、他にもこのような決まりができたという。

・キャリントンのピッチにも照明器具を取り付けること
・オールド・トラッフォードと同じ芝にするため、キャリントンの芝を一度全て剥がすこと
・22選手だけで練習すること
・自分が言うやり方には必ず従わなければならないこと
・キャリントンでは一緒にご飯をたべること

さすがは緻密な戦術家・・・。練習に限らず、チームマネジメントにかかわるあらゆることに関して指示がある。

「22選手だけで練習すること」は意外に思えるが、多すぎる集団での練習は一定のメンバーでの実践形式を重用するファン・ハール・メソッドには合致しないようだ。このあたりは、前任者のディヴィッド・モイーズと違っている。

なお、キャリントンの練習場はヨーロッパでも最高レベルの施設であり、以前Qolyではその内部についてもお伝えしたことがある。こんなところです。

【厳選Qoly】U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった「海外日本人」の逸材たち12名

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら