7月28日、『L'Equipe』は「フランスサッカー連盟(FFF)は、月曜日の執行委員会に置いてRCランスの1部昇格を認める決定を下した」と報じた。

昨季リーグ・ドゥ(2部)で2位となったRCランス。しかし後にDNCG(Direction Nationale du Contrôle de Gestion、フランスリーグに所属しているクラブの財政を監視する組織)によって、保証金が入金されていないことが確認され、昇格が取り消しとなっていた。

当初はオーナーの居住地であるアゼルバイジャンの休日と重なって振り込みが遅れているだけと説明していたが、そのあと何日経ってもクラブに資金は届かず、さらにそのオーナー本人のハフィズ・マーマドフ氏が母国で逮捕されるという事態に。

これを受けて、RCランスは何とか今季の昇格を成功させようと、オーナーからの入金をきっぱり諦めて予算を4800万ユーロ(およそ66億円)から3800万ユーロ(およそ52億円)に縮小することを決断するとともに、フランス国立オリンピックスポーツ委員会(CNOSF)に訴えていた。

その結果 CNOSFからは昇格に前向きな回答を得ることが出来、それを受けてFFFも今回の会議でRCランスの昇格を認める決断を下したとのことだ。

とはいえ経済的な問題があるのはもちろんであり、FFFはRCランスに対して人件費の再計算と削減、選手獲得の抑制という対策を行うことを求めたという。

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