今年6月、フランス2部リーグのクレルモン・フットは新監督に女性のエレナ・コスタを指名し、同国史上初となる女性監督就任のニュースは大きな話題となった。

その後、 エレナ・コスタは電撃辞任その直後もクレルモン・フットは女性であるコリーヌ・ディアクルを監督に就任させ、同一クラブで女性監督が相次いで誕生していた。

男子サッカーの世界では未だ珍しい女性監督。フランスで相次いで誕生した女性監督は男子サッカー界における女性の地位向上に一石を投じた形となったが、このほどスコットランドで新たな女性監督が誕生している。

彼女の名前はシェリー・カー。今年6月までアーセナルレディースを率いた経験を持つ指導者で、英国『Mirror』によれば、このほどスコットランドのスターリング大学の男子チームの監督に就任したようだ。

シェリー・カーはこの6月までアーセナルレディースの監督を務め、昨シーズンのFAカップ制覇を含む3つのタイトルを獲得していた。彼女の在任期間は2013年2月からの16ヶ月であったため、2014年2月から同チームに所属する近賀ゆかりと大野忍も直接指導を受けていたことになる。

そんな彼女が指揮するスターリング大学はスコットランド6部に相当するローランド・リーグに所属しており、開幕して早々3連敗を喫した状況でシェリー・カーが招聘された。

なお、シェリー・カーはスコットランド史上初の女性監督となる。

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