ロシア代表を率いるファビオ・カペッロ監督が3ヶ月間の給与未払となっていると英国『Mail Online』が伝えている。

2012年2月にイングランド代表監督を辞任し、7月にロシア代表監督に就任したカペッロ。2014年W杯では2分1敗の未勝利でグループステージ敗退が決定したロシアだが、今年1月には4年後に控える2018年W杯を見越し、カペッロ監督の続投が決定していた。

英国『Mail Online』によれば、カペッロ監督や代表チームのコーチ陣は3ヶ月間給与を受け取っていないことをロシアのスポーツ省のヴィタリー・ムトコ大臣が認めたという。

カペッロはロシアサッカー連盟との契約延長により、900万ユーロ(およそ12億3000万円)という年俸を受け取ることになるそうだが、このほど未払いが発覚している。

ヴィタリー・ムトコ(ロシアスポーツ省大臣)

「彼らは3ヶ月間、給与を受け取っていない。カペッロと会合しこのことを知った。

起きたことについて、本当に失望している。しかし、給与の支払いについてはロシアサッカー界の内部での問題だ。彼らは金銭的な問題について順位付けをしている。もしも連盟が彼らに支払いをしないようであるならば、誰も支払うことはないだろう。

代表チームの予算はそう小さくない。それなのに、どうして彼らはコーチングスタッフたちに支払えないのだろうか?」

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