今夏のマーケットも9月1日に終了し、多くのクラブにとって慌ただしい時間は過去のものとなった。ほとんどのクラブはメンバーが完成し、これで1月までの間を戦うことになる。

しかしその一方、このマーケットで所属クラブを見つけられなかった選手たちもいる。彼らについてはまだ交渉が可能であり、戦力が足りない状況のチームにとっては最後の補強とすることもできる。

9月3日、『Skysports』がそれらフリーエージェントの選手でベストイレブンを組んでおり、それを紹介するとともに、「彼がいないのは……」というのもありましたのでQolyでも対抗して作ってみました。なお、選手名のリンクは動画につながっています。


▼GK ビクトル・バルデス

スペイン代表、そしてバルセロナで活躍してきた名GKであるが、昨季終盤に負った怪我が長引き、入団が確定していたとまで言われていたモナコとの交渉が破談に終わった。その後リヴァプールという噂もあったものの、ベルギー代表GKシモン・ミニョレのサブと言う立場では彼も受け入れがたかっただろう。

▼DF アントニ・レヴェイェール

リヨンで長らくレギュラーとして活躍してきた右サイドバック。クラブの人件費削減の煽りを受けて退団し、昨季はシーズン途中にナポリに加入した。しかし今夏も再びフリーとなり、マーケットの間にはクラブを見つけることが出来なかった。

▼DF カルロス・マルチェナ

バレンシアで長らく守備の要となっていたスペイン代表DF。2010年に退団した後はビジャレアル、デポルティーボ・ラ・コルーニャでプレーしたものの、今夏退団しフリーになった。35歳という年齢であるがこれまで出場機会を失ったことは少ない。まだ安定した活躍が見込めるだろう。

▼DF モディボ・ディアキテ

ラツィオで活躍し、昨季はサンダーランド、フィオレンティーナでプレーしたDF。ただ彼はデポルティーボ・ラ・コルーニャに入団しており、フリーではありません。

▼DF アンドレア・ドッセーナ

2008年にウディネーゼからリヴァプールに入団したことで知られるイタリア代表DF。昨年所属したサンダーランドも含めてイングランドではあまり活躍しきれなかったが、間に挟んだナポリではコンスタントに出場。世界的に不足している左サイドバックだけあって、欲しいクラブはあるのではないか?

▼MF ロナウジーニョ

アトレチコ・ミネイロを退団後、MLSのニューヨーク・レッドブルズとの契約交渉に失敗しフリーに。インディアン・スーパーリーグへの加入も噂されているが、まだ何も決定はしていない。年齢を経たとはいえ、かつての世界最高の選手。まだまだ客も呼べるはずだ。

▼MF アルー・ディアラ

元フランス代表。2010ワールドカップのメンバーでもある大型ボランチは、2012年に移籍したウェストハム・ユナイテッドでの挑戦に失敗。一昨年はレンヌへのレンタル移籍でも実績ほどの力が見せられずに終わっている。とはいえ彼はまだ33歳であり、2、3年は能力を期待できるはずである。

▼MF ソティリス・ニニス

ギリシャ代表の希望と呼ばれた若きアタッカーは、イタリア・セリエAのパルマで出場機会が乏しくなり、昨季はPAOKにレンタル移籍。しかし母国でも活躍しきれず、評価が急落した。4年契約も2年で解除され、フリーに。まだ24歳であり、秘めている可能性は大きいはずだが……

▼MF フローラン・マルダ

リヨン、チェルシーで活躍したフランス代表MF。彼も9月2日にアゼルバイジャンリーグのトゥラン・トヴズと契約しているので、フリーではありません。ちなみにアゼルバイジャンでの年俸は2億円を超えるそうです。(※9/12 リーグ・アンのメスと契約したとのことです)

▼FW ニウマール

かつてリヨンで活躍を見せたイケメンストライカー。ブラジル代表経験もあった期待のFWも、2012年にカタールのアル・ラーヤンと契約。昨季はラーヤンが低迷したためシーズン途中にアル・ジャイシュに移ったが、結局今夏契約が切れて退団している。とはいえ、インテルナシオナウやコリンチャンスが興味を示しているらしく、競争は激しそう。

▼FW ウーゴ・アウメイダ

ヴェルダー・ブレーメン、ベシクタシュで長らく活躍してきたポルトガル代表の巨漢FW。強烈な左足のフリーキックも魅力として知られる実績ある選手であるが、意外にも今夏チームが見つからず。リールやレスター・シティが興味を持っていると言われている。


2ページ目はQOLY独自ベストイレブン!