9月6日、メキシコ1部のケレタロFCは「元ブラジル代表MFロナウジーニョと契約を結んだ」と公式発表した。同時にロナウジーニョも自身の公式ツイッターでサインしたことを明らかにしている。

ケレタロFCのオーナーを務めているのはグルポ・エンプレサリアル・アンジェレスという企業グループであり、豊かな資金力を持っている。

それがこの契約を導いたものでもあるのだが、彼らは昨年ある『裏ワザ』を使って1部リーグに残っている珍しいクラブだ。

実は、今現在の「ケレタロFC」は、2013年5月以前の「ケレタロFC」とは同一のクラブではない。

それ以前には「ハグアレス・デ・チアパス」という名称の全くの別のクラブだった。そして現在の「チアパス」は、それ以前は「サン・ルイス」という名称であった。

  • ハグアレス・デ・チアバス → ケレタロFC
  • サン・ルイス → チアパスFC

つまり、2013年5月に上記のようにクラブの名称が変化しているのである。

なぜこんなことになったのか? それは2012-13シーズンにケレタロFCが2部降格を喫したことに端を発している。

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