2010年にリーガへ復帰して以降、30代のベテラン選手を中心としたカウンター主体のチーム作りで近年は中位に定着しているレバンテ。

昨季も10位で1部残留を果たしたが、その立役者であったコスタリカ代表の守護神、ケイロル・ナバスがレアル・マドリーへ移籍。35得点43失点で10位という成績からナバスが抜けた結果、今季はここまで1分2敗。そして得点はいまだにゼロ。新任のホセ・ルイス・メンディリバル監督にとって厳しいシーズンになりそうな気配が漂っている。

Levante 2014-15 Nike Home

レバンテは今年、地元のKelmeからNikeにサプライヤーを変更。

クラブカラーである青とえんじのホームは、シンプルなストライプ柄を採用しており、Nikeという共通点もできたことで増々バルセロナな雰囲気となっている。

これでパンツが赤なら、ロナウジーニョを擁してCLを制したバルセロナの2005-06ホームにそっくり。スポンサーロゴが入っていない点がまた当時のバルサを思わせる。

Levante 2014-15 Nike Away

アウェイは黒、サードは緑で、色が逆になったもののユニフォームのラインナップとしては昨季と同じ(いずれも全身同色のコーディネート)。胸スポンサーはホームで触れたように昨季までのバレンシア州が外れ空白となっている。

Levante 2014-15 Nike Third

そこでレバンテは、本日21日に行われるホームでのバルセロナ戦に向けて、こんなユニフォームを用意。

クラブのマスコットである “Granota"(カエル)のロゴとともに、日本語で「幸運のかえる」?

これはどうやら、苦しい状況で迎えるバルサとの一戦に少しでも幸運が訪れるようにという切なる願いと(クラブ公式では「カエルは日本で幸運の象徴」と伝えている)、新スポンサー獲得を含む日本へのマーケティング的な狙いがあるようだ。

この辺りのしたたかさ、日本サッカー界のカエルだけでなくリーガのカエルもさすがである。

フォント的にはこちらの方が良かったかも・・・。

キャプテンを務める38歳の元スペイン代表DF、フアンフランは地元の日本食レストランで今回の企画をPRするとともに、寿司の握りに挑戦した。

【追記】

結果は、残念ながら幸運を掴むことはできず、0-5の大敗。あるいは、リオネル・メッシがPKを外したように「幸運のかえる」の効果自体はあったが、バルサとの力の差がありすぎたのかもしれない。

◆欧州サッカークラブ 2014-15シーズンの新ユニフォームまとめ

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