運命のキックオフが、刻一刻と迫っている。

インターナショナルマッチウィークが終わり迎える今週末、いよいよJ1では優勝の可能性を大きく残す両チームによる天王山が繰り広げられるのだ。

開幕直後にサポーター問題で揺れつつも第19節以降首位を独走する浦和レッズと、昨シーズンを過酷なJ2で過ごし、W杯の中断明け以降猛烈な勢いで逆襲を見せるガンバ大阪の直接対決は、今シーズンのJ1を占う大一番として注目されている。埼玉スタジアム2002のチケットはすでに完売し、地上波中継では『NHK』がこの模様を放送する。

両者の勝ち点差は現在5。残り試合数は3であり、浦和はこの試合を制すれば8シーズンぶりの優勝を成し遂げる。自力優勝を残しているという点、さらにはこの試合をホームで戦えるという点で、当然有利なのは浦和である。しかし、浦和が鳥栖、名古屋とタフな相手を残してるのに対し、G大阪は清水、徳島と下位のチームと対戦する。仮に浦和戦に勝利すれば浦和に大きなプレッシャーを与えることができ、G大阪にも十分そのチャンスはある。

Jクラブで唯一ACLを制した両チームの対戦はこれまで「ナショナルダービー」と呼ばれることもあり、幾多の名勝負を繰り広げてきた。Jリーグが開幕した1993年シーズン、その開幕節でも両者は対戦しており、今シーズンの対戦もなんと開幕節。不思議な巡り合わせである。試合が行われる埼玉スタジアム2002は、間違いなく異様な雰囲気に包まれるはずだ。

今回は、見ているだけで鳥肌が立ちそうなこの大一番に向けた煽りPVを連続でご覧いただこう。来る決戦に向けモチベーションを上げていただければ幸いである。

こちらはJリーグ制作分。

浦和にスポットを当てた非常にエモーショナルな作品。

こちらは中立的な立場で作られたもの。

最終節で実現した2006年の優勝決定戦の様子もおさらい!

なお、3試合を残して勝ち点5差をひっくり返したケースは、20年のJリーグの歴史でも2007年の鹿島アントラーズの一例のみ。奇跡は起きるか、それとも――。

2014年シーズンのJリーグディビジョン1第32節の大一番、浦和レッズ対ガンバ大阪の試合は11月22日(土)午後2時より埼玉スタジアム2002でキックオフ。

地上波放送では『NHK』が午後1時55分から(実況は鳥海貴樹、解説は早野宏史)、『スカパー!』は午後1時50分から580チャンネル(実況は八塚宏、解説は水沼貴史、プレーヤー解説は加地亮)でそれぞれ中継予定。

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