現地時間16日、イングランドのリーグカップであるキャピタル・ワン・カップの5回戦、ダービー・カウンティ戦を戦ったチェルシー。アウェイで行われた試合を3-1で制した。

カップ戦ということでゴールマウスにはペトル・チェフがつき、クルト・ズマといった若手の選手にも出番が与えられたこの試合。ちょっとしたアクシデントがあった。前半終了間際、この日先発した件のズマがチェフと交錯し、両者は頭部を負傷。試合は8分近くストップし治療が進められたのだが、頭を強打したズマは結局途中交代を強いられることになった。

チェルシー選手の頭部の負傷は、これまでチェフが幾度か繰り返してきただけにファンや仲間もさぞ心配であったことだろう。ピッチへと担架が登場する際、そこにはあの選手も協力していた。

そう、セスク・ファブレガスである。

『WhoScored』によれば、ここまでのプレミアリーグで最もアシスト数を記録しているセスク。

加入1年目でのそのフィット性はセスクの適応能力の高さの証拠であり、パスマスターと呼ばれる才能を存分に発揮してきたが、仲間の救護活動でもきっちりと“アシスト”していた様子。

結局ズマは重傷ではなく、まぶたと口の中を少し切っただけであり、次節のストーク戦にも間に合う見込みだという。セスクもほっと胸を撫で下ろしたに違いない。

なお、この試合を終えたチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、マン・オブ・ザ・マッチにセスクを指名。

「彼はチームに対してとてもよくプレーした。私が彼のクオリティ以上に好きなものは、彼のプロフェッショナリズムなんだ。それは、私が自分のチームの選手に求めたい態度の一種だ。それに関して、私は今とてもとても幸せに思う」と称賛していた。

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