英国『Mail Online』が、アーセナルにまつわる不思議なデータを紹介している。

記事によれば、10番を背負うジャック・ウィルシャーがいるかどうかで今季のアーセナルは勝率が大きく変わるというのだ。

今シーズンも負傷に悩まされているウィルシャー。

昨年10月に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦でパディ・マクネアと交錯し左足首を痛め、復帰までは5ヵ月近くがかかるといわれている。

「早ければ2月に復帰できるのでは?」との報道もあるが、キャリアを通してこれまで120週以上の離脱を経験しているということもあり、今後も負傷には気を付けてほしいところだ。

さて、そんなウィルシャーを欠きつつもシーズンを戦うアーセナルだが、今シーズンに限って言えばウィルシャーを欠いた時の方が成績がいいということらしい。

なんでも今シーズンのここまで34試合を「ウィルシャーが出場したかどうか」で分けた場合、ウィルシャーが出場しなかった試合の勝率は72.2%である一方、ウィルシャーが出場した試合は37.5%であるそうなのだ。

主なデータは以下の通り。

▼ウィルシャーが出場した試合

・16試合6勝5分5敗
・25得点20失点
・1試合平均1.6得点1.2失点
・勝率37.5%
・平均勝ち点1.4

▼ウィルシャーが出場しなかった試合

・18試合13勝3分2敗
・39得点17失点
・1試合平均2.2得点0.9失点
・勝率72.2%
・平均勝ち点2.3

もちろんこのデータは、ウィルシャーとアーセナルとの相性の悪さをそのままは示さない。シーズン開幕から徐々に調子を上げていったことを考えると、当然こうなっていてもおかしくない。

しかし、前回ご紹介したアーセナルのポゼッションと勝率に関するデータ同様、いかにも逆説的な結果が出たという事実だけは少し興味深いものであろう。

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