12月に全国選手権を終えたばかりのブラジルだが、王国に長期の休暇はない。

先月末より27ある州選手権が順次始まり、31日には全州で最も主要なリーグの1つ、リオデジャネイロ州選手権、通称カンピオナート・カリオカが開幕。そのボタフォゴ対ボアヴィスタの試合で、現ブラジル代表の守護神を務めるジェフェルソンが魅せた。

まさかの股抜き!

州選手権は立派な公式戦であるものの、全国選手権レベルのクラブともなると序盤は若手を積極的に登用し、シーズンを終えたばかりの主力は中盤以降から登場するケースが多い。

昨年、降格の憂き目にあったボタフォゴに所属しながらリーグ最優秀GKに選出されたジェフェルソン。移籍の噂もあるなか(現時点では)チームに残留している主将は、いきなり開幕戦から登場すると華麗なる足技を披露した。

2009年にトルコからブラジルへ復帰して以降、ボタフォゴの守護神に君臨し続ける32歳のジェフェルソン。

2003年ワールドユース(現U-20W杯)の優勝メンバーで、セレソンには遅まきながら2010年に初招集。以降、出番こそ少ないもののマノ・メネジス、フェリポン、ドゥンガと監督が代わるなかで招集され続けている。

特に昨年のW杯後に就任したドゥンガはジェフェルソンを守護神に抜擢し、ここまで6試合中4試合に先発。10月にシンガポールで行われた日本戦でもゴールマウスを守っている。

非常に高い安定感を武器とする選手だがそこは遊び心を忘れないブラジル人といったところだろうか。

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