『Reuters』は「ギリシャ1部のOFIクレタの監督を辞任したジェンナーロ・ガットゥーゾ氏は、クラブの選手たちは食うにも困っていると話した」と報じた。

昨年夏にOFIクレタの監督に就任したジェンナーロ・ガットゥーゾ氏であるが、秋にはクラブとの問題から辞任を発表。一度はファンの慰留を受けて撤回するも、12月末に改めてチームを離れることを宣言した。

その後OFIクレタは、アレクサンダル・ペシッチ(現トゥールーズ)の給与が未払いになっていることが原因で勝ち点6を剥奪されていた。

さらに先日はホルヘ・ロペス、ジョルディ・ロペス・ペルペトの二名に対する多額の給与未払いを理由にリーグへの参加を中断され、試合を行うことが出来なかった。

これをきっかけに給与未払いを抱える選手が次々と離脱し、現在では既に選手が9名しかいない状況となっている。

ジェンナーロ・ガットゥーゾ

「俺はOFIクレタを離れた。なぜなら、スタッフも俺も、就任した時から問題を抱え続けていたからだ。プーリナキス前会長が辞任した後、複数の問題が巻き起こった。
俺は自分の給料を受け取っていたが、選手はそうじゃなかった。彼らは俺のところに来て、昨シーズンから給料を支払うよう要求していると訴えてきた。
俺はイタリアの投資家がやってくるということを聞かされていた。しかし、毎日新しい問題が生まれていたよ。
たとえば1月8日までに我々はどうにか15万ユーロ(およそ2000万円)を支払う必要があり、俺が助けてその金を調達した。その時、我々が5万ユーロ(およそ660万円)を支払う必要があると伝える別の手紙もあった。
12月23日には、選手に俺のポケットから3万ユーロ(およそ400万円)を渡した。彼らは食べることすら困っており、俺に要求した。それは当然なことだよ」

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