昨年9月、J1第22節後にお届けしたものの、翌節から公式のハイライト動画配信が無くなってしまったため道なかばに終わってしまった、Jリーグの「気になる失点シーン」を振り返る企画。

今年はJリーグのオフィシャルブロードキャスティングパートナーであるスカパー!によりTwitterなどで積極的な映像配信がなされているため、懲りずに再開してみたい。

昨年の記事でも書いたように「糾弾」を目的としているわけではないため、基本的に内容は軽めに、さらりとお伝えする予定だ。

まずは週末に開幕したJリーグのJ1第1節、唯一日曜日に開催された清水エスパルスと鹿島アントラーズの試合から、このゴール。

日本代表の柴崎岳のパスから抜け出した遠藤康がシュート。清水DF三浦弦太が際どくクリアしたものの、副審および主審はゴールインと判定し、リプレイではゴールラインを完全に割っていないように見えたため議論を呼んだゴールだ。

試合はその後、鹿島MF金崎夢生の決定的なシュートが今度は清水DF犬飼智也の腕にブロックされるなど色々あったが、最終的には清水が大前元紀の2ゴールなどで3-1と勝利。ホームでの開幕戦を白星で飾った。

「誤審」についてはサッカーに付きものであり、今回は試合の中でもお互いに有利・不利な判定があった。もちろんそれを指摘することは審判の技術向上という点で大事なことだが、深追いすることに意味は感じられない。

それよりも気になったのが上のゴールシーン。具体的には10数分後に“スーパーセーブ"を見せる犬飼の対応である。

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