4月3日、『Guardian』や『Sport1』など各メディアは「ボルシア・ドルトムントのCEOを務めているハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏は、ドイツ代表DFマッツ・フメルスの売却に言及した」と報じた。
先日マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が近づいていると報じられたマッツ・フメルス。本人も最終的にはブンデスを飛び出したいと話していることもあり、今夏ステップアップするのではないかと伝えられている。
しかしボルシア・ドルトムントのCEOを務めるヴァツケ氏は、これらの問題はクラブが考えることであると話すとともに、資金は今必要ないと明かしている。
ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO
「現時点では、フメルスの移籍については全てがダミーの議論になる。なぜなら、オファーがないからだ。もし何かが到着すれば議論をするし、何らかの決定を下す。しかし、それはボルシア・ドルトムントだけが下せる判断だ。
我々の状況は以下のようなことだ。我々は毎年重要な選手を一人失ってきたが、我々はサッカーをすることを止めはしない。
明らかなことは、マッツは自身の契約の状況を理解しており、それをインタビューでも明らかにしているということだ。マッツがどこで来期プレーするかという判断については、唯一ボルシア・ドルトムントだけが下すことが出来るものだ。
我々が一昨年にロベルト・レヴァンドフスキを販売していた場合、2500万ユーロを得ることが出来ただろう。しかし、我々は彼を残し、昨年5000万ユーロを得た。これは、今と同じ問題である。
我々は短期的には考えていない。資金が必要とする場合のみ行われるものであり、現在の我々は必要としていない」