24日、スイスのニヨンでUEFAチャンピオンズリーグ準決勝の組み合わせ抽選会が行われた。

欧州を代表するビッグクラブ4チームが勝ち残った今シーズンのCL。

抽選の結果、バルセロナがバイエルン・ミュンヘンと、ユヴェントスがレアル・マドリーとそれぞれ対戦することになった。世界最高峰のステージでこの4チームがどんな戦いを繰り広げるのか、今から楽しみである。

さて今回は、それぞれのチームがこの準決勝の直前直後にどのようなスケジュールになっているかをまとめ比較してみた。これらのチームは準決勝の直前と直後にどんな試合が組まれているのだろうか。

それでは、ベスト4に進んだ4チームの今後のスケジュールを見ていこう。

【バルセロナ】

4月28日(火)リーガ ヘタフェ戦(13位)
5月2日(土)リーガ コルドバ戦(20位)
5月6日(水)CL準決勝1stレグ バイエルン戦
5月10日(日)リーガ レアル・ソシエダ戦(12位)
5月12日(火)CL準決勝2ndレグ バイエルン戦
5月17日(日)リーガ アトレティコ・マドリー戦(3位)

【バイエルン】

4月28日(火)DFPポカール 準決勝 ドルトムント戦
5月2日(土)ブンデス レヴァークーゼン戦(3位)
5月6日(水)CL準決勝1stレグ バルセロナ戦
5月9日(土)ブンデス アウクスブルク戦(6位)
5月12日(火)CL準決勝2ndレグ バルセロナ戦
5月16日(土)ブンデス フライブルク戦(14位)

【ユヴェントス】

4月29日(水)セリエA フィオレンティーナ戦(6位)
5月2日(土)セリエA サンプドリア戦(5位)
5月5日(火)CL準決勝1stレグ レアル・マドリー戦
5月10日(日)セリエA カリアリ戦(19位)
5月13日(水)CL準決勝2ndレグ レアル・マドリー戦
5月17日(日)セリエA インテル戦(11位)

【レアル・マドリー】

4月29日(水)リーガ アルメリア戦(17位)
5月2日(土)リーガ セビージャ戦(5位)
5月5日(火 )CL準決勝1stレグ ユヴェントス戦
5月9/10日(土/日)リーガ バレンシア戦(4位)
5月13日(水)CL準決勝2ndレグ ユヴェントス戦
5月16/17日(土/日)リーガ エスパニョール戦(10位)

※順位は24日現在
※試合開催日は各クラブの公式HPを参照(現地時間)

今回は、CL準決勝1stレグの1週間前から2ndレグが行われる週の週末までに開催される全ての試合をまとめた。いずれのチームもこの期間に6試合を戦うことになる。

まず目を引くのは、ドルトムントとのDFBポカール準決勝を控えるバイエルンである。ブンデスリーガでは首位を独走しているためこの時点ではすでにリーグ優勝を決めている可能性があるが、今回のドローによりバイエルンは3週連続ミッドウィークにビッグクラブとの対戦を控えることになった。

また、マドリーもCL準決勝1stレグの直前と直後に難敵を迎える。セビージャとバレンシアは現在リーガで5位と4位につけており、ともにCL出場圏内を目指しているという意味でかなり手強い相手となるはずだ。

一方、バルセロナは比較的対戦相手に恵まれている印象であるが、CL準決勝2ndレグの直後にはアトレティコとの上位対決を控えている。直接CLには影響が出なさそうだが、CLで蓄積した疲労がアトレティコ戦にどう影響を及ぼすかであろう。

ユヴェントスは、準決勝1stレグの直前にマドリー同様難しい相手を迎える。1stレグと2ndレグの間に対戦するのが降格圏のカリアリということでCLに全力を注ぐことができるとも言えるが、2ndレグの直後にインテルとのイタリアダービーを控えている。

こうして見ると、どのチームにもそれぞれ難しい要素があることが分かる。

それらを比較して何かしらの結論を導くのは難しいが、バイエルンとユヴェントスがリーグ戦で首位を独走しているのに対し、バルセロナとマドリーはそれぞれリーガで激しい首位争いをしている。それゆえ、バルセロナとマドリーはよりリーグ戦にも意識を向けなければならないだろう。

こういったスケジュールの違いが、それぞれのチームにどのような影響を及ぼすのだろうか。2014-15シーズンの欧州のサッカーシーンも、いよいよクライマックスを迎えている。

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