24日、スイスのニヨンでUEFAヨーロッパリーグ準決勝の組み合わせ抽選会が行われ、対戦カードが決定した。

セリエAから2チームが勝ち残った今シーズンのELベスト4。

UEFAチャンピオンズリーグではユヴェントスも準決勝に進出しており、今シーズンのUEFAコンペティションではイタリアの3チームがベスト4に進んだことになる。これによりイタリアはUEFAランキングでもポイントを十分に加算しており、ELではイタリア勢対決の決勝になる可能性も残されている。

さて、そんなELベスト4に進出したチームの中でも特にヨーロッパで強いのがナポリのラファエル・ベニテス監督だろう。

難敵ヴォルフスブルクとの対戦に6-3と勝利し、その評価を再びあげたベニテス監督。リヴァプール時代にCLの舞台で好成績を残したことで知られ、ヨーロッパに強い監督として知られている。

ベニテス監督はこれまでに2度のEL優勝経験(UEFAカップ含む)があるが、近年におけるヨーロッパでの成績をまとめるとなかなかすごかった。

2003-04シーズン:UEFAカップ 優勝(バレンシア)

2004-05シーズン:UEFAチャンピオンズリーグ 優勝(リヴァプール)

2006-07シーズン:UEFAチャンピオンズリーグ 準優勝(リヴァプール)

2007-08シーズン:UEFAチャンピオンズリーグ ベスト4(リヴァプール)

2009-10シーズン:UEFAヨーロッパリーグ ベスト4(リヴァプール)

2012-13シーズン:UEFAヨーロッパリーグ 優勝(チェルシー)

2014-15シーズン:UEFAヨーロッパリーグ ベスト4進出(ナポリ)

こちらは、過去12シーズンにおけるベニテス監督のUEFAコンペティションでの成績である。

この間バレンシアやリヴァプール、チェルシー、ナポリといったチームでUEFAコンペティションの準決勝に7度も進んでいることが分かる。リーグ制覇を成し遂げたのはバレンシア時代しかないが、それでも欧州の各国クラブでこれだけの成績を残しているというのはまさに偉業である(唯一欧州カップ戦でベスト4進出を成し遂げられなかったのはインテル)。

なお、ベニテス監督が仮に今シーズンを制し3度目の優勝を飾るとこれは監督としては最多タイ記録となる。これまでに3度のEL優勝経験(UEFAカップ含む)があるのはジョヴァンニ・トラパットーニのみである。

ベニテス監督率いるナポリは7日、ホームでドニプロと準決勝1stレグを迎える。

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