プレミアリーグ王者となったチェルシーが夏の移籍ウィンドウで5人の選手を放出する可能性があると報じられている。

『Daily Star』が報じるところによれば、その5人はコロンビア代表MFのフアン・クアドラード、ブラジル代表MFのオスカル、同じくブラジル代表のDFのフィリペ・ルイス、チェコ代表GKのペトル・チェフ、そして、コートジボワール代表FWのディディエ・ドログバであるという。

ジョゼ・モウリーニョ体制2シーズン目となった今季のチェルシー。以前、”モウリーニョの就任2年目が強い”というデータをご紹介したが、まさにその通りであり、そうそうたるライバルを制しプレミアリーグを制覇している。

モウリーニョはチェルシーが黄金時代を迎えるには選手を入れ替える必要があると感じており、上記の5選手を放出して新しい選手を迎えるつもりとのこと。『Daily Star』が報じた5選手の状況について振り返ってみよう。

まず、1月の移籍ウィンドウでフィオレンティーナから加入したクアドラードだ。コロンビア代表のドリブラーはドイツ代表のアンドレ・シュールレをヴォルフスブルクに押し出す形で加入。多くを期待されたものの、チームにフィットできないでいる。放出の噂は絶えず流れており、リヴァプールのアタッカー、ラヒーム・スターリングを獲得するために売却するといわれている。

昨シーズンまでチームの中心選手だったブラジル代表のオスカルは今シーズンは苦しんでいる。「フアン・マタがマンチェスター・ユナイテッドに売却されたのはオスカルの存在があるから」と言われたほどだが、セスク・ファブレガスの加入やウィリアンの台頭によって絶対的な存在ではなくなってしまった。モウリーニョはオスカルへの信頼を強調しているが、”値切られないため”という見方も存在している。

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