6月に行われる試合に向け、日本代表メンバーを発表したヴァヒド・ハリルホジッチ監督。

会見は日本サッカー協会のYoutube公式チャンネルで生中継されたのだが、今回はその代表メンバー発表会見の全文をお届けしよう。

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(司会者から紹介され、椅子から立ち上がってスクリーンの前へ)

「皆さん、こんにちは。では、会見を始めたいと思います。

ワールドカップの予選が始まります。アジアカップもあります。

ハイレベルな戦いが始まります。出来るだけ良い準備をしようと思っています。

今回の合宿は少し難しい問題があります。どういうことかと言うと、各国のリーグ戦によって終わり方が違うので、同じ日程で終わってないということですね。

5月23日に終わっている選手もいますし、長友や本田もつい最近リーグ戦を終えたばかりです。

そのために準備が変わるということです。

今日から(合宿が)始まりますけども、国内組は6月8日に来ます。この1日から8日の間までに海外組の選手が何人か合流して来ます。

つまり、1グループ目、2グループ目、3グループ目があって、4グループ目が国内組の到着になります。

『この合宿は少し難しい』と言ったのはそのためになります。

個人的なスペシャルなトレーニングもします。フィジカルテストもします。彼らがどのような疲労状態なのかを知るためですね。メンタル的なところ(トレーニング)もです。

そして、何人かの選手はクラブを変えますし、その準備もしなければいけません。

テクニカルスタッフ全員で多くの仕事をしていきたいと思います。かなり個人的なトレーニングをします。いろんな難しいことをしますけども、我々の目的は勝利を続けるということです。

3月に2試合勝利をしましたが、さらにそれを確認したい。

今回はイラクというチームとやります。ワールドカップの予選はシンガポールとやります。そして、この2試合は厳しく戦っていきたい。そのために準備をします。

まず、リストの発表を始める前に、皆さんに情報を見せたいと思います。我々が合宿でどういった準備をしてきたか、という情報です。

私だけが仕事をしたのではなく、ここにいるスタッフも人員で仕事をしてきました。

このように準備しました。

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