5月13日、『FourFourTwo』は「2015年度アジアのサッカー選手ベスト50というコラムを掲載した。

ワールドカップアジア2次予選が開幕する今月に合わせて、その全50選手をQoly編集部でアジアを担当しているKのコメントとともにご紹介していこう。

30位:ク・ジャチョル(韓国)

ミッドフィルダーでありながら、2011年アジアカップで得点王を獲得。済州ユナイテッドでもあまり点を取っていなかったク・ジャチョルであったが、突然「点が取れるトップ下」という評価を得るようになった。

タイミング良くドイツに渡った彼には大きな未来が待っているものと考えられたが、怪我にも苦しめられ、あの頃のまばゆい輝きを見せるまでには至っていない。

ロンドン五輪では銅メダルを獲得。予選ではあまり出場していなくても、2014年ワールドカップ、2015年アジアカップで起用された。まだ開花しきっていない彼の才能、その100%が見られるのはいつになるだろうか。

29位:長友佑都(日本)

世界トップクラスの運動量を誇るサイドバック。120分を戦っても止まらないその足は、日本を2011年アジアカップ優勝に導いたともいえる。この体格、そして卓越した技術があるわけでもないのにセリエAで台頭できたのは、傑出した走りがあってこそ。

そして2015年1月、日本は最後に彼を失い、UAEに屈した。サイドバック大国となりつつある日本においても、まだ長友の存在は欠かせない。今季苦しんだ怪我が癒やされ、誰よりもタッチライン際を激しく上下動する彼の姿を見たい。

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