来年フランスで開催されるEURO2016に向けて欧州各地で熱い予選が行われている。

さて、そのEUROの歴史に残るゴールのひとつと言えばズラタン・イブラヒモヴィッチのあれだろう。今から11年前の2004年6月18日、グループステージでのイタリア対スウェーデン戦で決まった衝撃シーンがこれ。

コーナーキックからゴール前は大混戦に…飛び出したGKブッフォンが掴もうしたボールをイブラヒモヴィッチがジャンピングヒール!ゴールに完全に背を向けた状態から放たれたシュートはヴィエリのクリアをすり抜けてゴールイン。

アンビリーバブル…彼にしかできえないまさにありえないゴールであった。

終了5分前に決まったこの劇的同点弾に当時のラーシュ・ラガーベック監督は「マーベラスだ。私の感情を言い表すのは難しい。ボールが入っていくのを目にした時、私は別の惑星にいるようだった」と驚嘆していた。また、ピッチ上でこのゴールを目の当たりにしたヘンリク・ラーションも「ビューティフルなゴール」と讃えていたものだ。

イブラヒモヴィッチは当時22歳。「ブッフォンが左に来るのを見た。ボールがバウントするのを目にして、ボールをゴールに入れるための唯一可能な方法を使ったのさ」と言ってのけている。

誰もマネできないゴールを生み出す男、イブラヒモヴィッチ。その伝説のひとつといえるこのゴールは今後も語り継がれてゆくことだろう。

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