5人のフットボールファンをゲストに迎えて、2014-15シーズンのプレミアリーグを振り返って頂いた討論企画。

6時間以上に渡る座談会も、ついに残り1チームに。優勝を果たしたチェルシーについて、チェルシーを愛するらんぷすさんと共に語ります。最後まで圧倒的だったチェルシーを、ライバルクラブのサポーター達はどんな風に見ていたのか。

参加者が個々で選んだMVPのコーナーもあるので、最後まで見逃せません。自分の中でのMVPを心に思い浮かべながら、同じ選手を選んだ参加者がいるか探してみてくださいね。

《第10弾を読む》

優勝チェルシー…ランボルギーニに乗っていた学級委員。ジョゼ・モウリーニョは再び英国を征する。

チェルシー(1位)
ゴール数:1.92/試合
被ゴール数:0.84/試合
クリーンシート数:17 (45%)
チーム得点王:コスタ(20)/アザール(14)

【夏加入】
セスク・ファブレガス (バルセロナ) [完全]
マリオ・パサリッチ (ハイドゥク・スプリト) [完全]
ジエゴ・コスタ (アトレティコ・マドリー) [完全]
フィリペ・ルイス (アトレティコ・マドリー) [完全]
ディディエ・ドログバ (ガラタサライ) [フリー]
ロイク・レミー (QPR) [完全]

【冬加入】
フアン・クアドラード(フィオレンティーナ)[完全]

結城「さて、ラストスパートかけていきましょう。プレミア覇者、チェルシーです。予想通りという感じで序盤から疾走し、そのまま最後まで。『スペシャル・ワン』ジョゼ・モウリーニョが、再びその力を証明する結果となりました。」

さといも「モウリーニョって戦術的に見て、変わったなっていうのはあったりする?」

らんぷす「モウリーニョは、戦術的には変わったなあとは感じます。崩しの部分で今までにないタイプの崩しを見た気がしますね。アザールやセスクの個人能力に頼っていた部分もあったのですが、スペイン、イタリアと様々なリーグを経験することで大きく変わったと思います。」

結城「セスクをボランチに置いたのは、スペインに行ったからこそ出来るようになった判断だと思いますね。」

db7「でもトップ下で使う予定だったら、買ってきてないよね?」

結城「そういう選択肢があったこと自体が、ジョゼの変化だったのかなと。イタリアの様に容赦なく引くことも厭わず、ズマのボランチ起用みたいな奇手も放ってくるし。」

さといも「もう、わざわざ触れる所もないくらい盤石でしたよね。」

db7「予定調和という感じでしたよね。」

らんぷす「補強ポイントも、明確に決めていて、綺麗に嵌りましたからね。」

結城「そもそも唯一シティだけでしたからね、対抗馬になりそうだったのは。」

さといも「でもCL…」

らんぷす「CLは…いただけないですね…あれは勝てた試合だと思いますし。」

さといも「そうだね、だから、プレミアリーグ全体に対してのごめんなさいの一言だけでも…」

一同「(笑)」

結城「まあ、チェルシーはプレミアの学級委員長みたいなもんですからね。クラスの代表として出た大会での結果は、クラス全体の結果になってしまうという。」

さといも「チェルシーは運動も出来て、容姿端麗、成績も抜群な完璧な人みたいなところあるからなあ。ハードルは高くなるよね。」

らんぷす「本当に、すいませんでした…って、何なんですかこれ(笑)」

一同「(笑)」

結城「まあ、プレミアファンの心を落ち着かせる儀式みたいなものだと受け止めて頂ければ…敗北者としても心が癒えるというか。」