7位、チェルシーの2003年

主な加入選手:クロード・マケレレ、ジョー・コール、エルナン・クレスポ、フアン・セバスティアン・ベロン、ダミアン・ダフ、グレン・ジョンソン、ジェレミ・ヌジタップ、ウェイン・ブリッジら

この年クラブを買収したロシア人オーナー、アブラモヴィッチのもと前代未聞の大補強を敢行。当時世界最高DFとされたネスタ獲得は幻となったが、大量10選手を獲得。当たり外れはあったが、決定的なMFマケレレを手に入れ、プレミアリーグ“支配”への種がまかれた。

6位、リヴァプールの2004年

主な加入選手:シャビ・アロンソ、ルイス・ガルシア、ジブリル・シセ、アントニオ・ヌニェスら

この年指揮官に就任したラファ・ベニテスにはやるべきことが多くあった。まずは、ジェラードがチェルシーに行かないよう説き伏せることで、シャビ・アロンソの獲得はそのミッションにおいて鍵になったはず。 1050万ポンド(現レートで約20億円)という格安で手に入れることができたアロンソはレアル・マドリーへと旅立つまで相当な利益をもたらした。彼の規則正しいパッシングゲームはジェラードの華麗なるキャリアを完璧に引き立てるものであった。

5位、ボルトンの2004年

主な加入選手:ギャリー・スピード、フェルナンド・イエロ、レズ・ファーディナンド、タル・ベン・ハイム、エル・ハジ・ディウフ(ローン)

サム・アラダイスが率いていた当時のボルトン。アラダイスはベテランとなったスーパースターたちを説き伏せ、チームに招き入れることでも才覚を発揮。その大仕事の一つがレアル・マドリーのキャプテンであったイエロの獲得で、それと当時にプレミアリーグにおける偉大な選手であったスピードと仕事人レズ・ファーディナンドもゲット。ベン・ハイムとリヴァプールからローンしたディウフらの活躍もあって、この年は6位と躍進した。

4位、エヴァートンの2007年

主な加入選手:フィル・ジャギエルカ、レイトン・ベインズ、ヤクブ・アイェグベニ、スティーヴン・ピーナール(ローン)、トーマス・グラヴェセン(ローン)ら

当時の指揮官はデイヴィッド・モイーズで、ジャギエルカとベインズはすぐさま守備陣の主軸に。ヤクブは15ゴールと爆発し、ピーナールはモイーズが獲得したお買い得選手の模範例であった。そして、エヴァートンファンたちはグラヴェセン復帰に興奮したが、衰えは明らかだった。