セイドゥ・ケイタ(マリ)

バルセロナで数々のタイトルを獲得したセイドゥ・ケイタだが、代表チームでは主要大会でトロフィーを手にしていない。フル代表デビューは2000年にまで遡り、その試合は2002年大会の予選であった。マリ代表の最多出場記録と最多得点記録を保持しており、ワールドカップへの想いも一入であろう。

エベル・バネガ(アルゼンチン)

先月27歳を迎えたバネガだが、意外にもワールドカップの最終メンバーに選ばれたことは一度もない。つまり、ワールドカップというものを経験すらしていないのだ。このあたりは人材の宝庫アルゼンチンならではの事情だろうか・・・。ウナイ・エメリの下で再生し、コパ・アメリカ2015でも存在感を見せていただけに、2018年大会に期待がかかる。

ジェフェルソン・ファルファン(ペルー)

シャルケで内田篤人と抜群のコンビネーションを見せるサイドアタッカー。実績は申し分ないのだが、いかんせんペルーは1982年大会以来ワールドカップの出場がなく、目下8大会連続で南米予選で敗退している。この夏UAE移籍の噂もあり、その去就も注目されるところ。

マルコ・ロイス(ドイツ)

2014年大会、世界制覇を果たしたドイツ代表の記念写真にマルコ・ロイスの姿はなかった。最終登録メンバーが発表された後に行われた直前のテストマッチで左足首の靱帯を部分断裂し、涙を呑んだのだ。現在はEURO2016に向けた予選で代表メンバーに選ばれており、代表チームでの新たな目標に向かってプレーを続けている。

ギャレス・ベイル(ウェールズ)

史上最高額でレアル・マドリーへと移籍したベイル。故郷のウェールズはいわゆる「マイナー国」であり、ワールドカップの出場は1958年大会の一度だけ。ベイルにとっては縁のない大会に思われた。しかし、EURO2016に向けた予選で好調を続ける同国は、先日FIFAランキングで10位にジャンプアップ。強豪ベルギーにも勝利を収めるなどメキメキと力をつけており、60年ぶりとなるワールドカップ出場が現実的な目標と変わりつつある。

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