7月22日、リーガ・エスパニョーラのセビージャは「スポーツディレクターを務めているモンチ氏と2020年まで契約を延長した」と公式発表した。

ラモン・ロドリゲス・ベルデホ、通称”モンチ”は1968年生まれの46歳。ユースからセビージャ一筋でプレーしてきたゴールキーパーで、1999年の現役引退後にスポーツディレクターに就任した人物である。

下部組織の充実を進めるとともに、安く有望な選手を獲得して高く売るという手法を確立。2000年には2部降格を経験したクラブを、経済的にも実力的にも欧州トップクラスに成長させてきた。

その手腕には世界的にも大きな評価が与えられており、レアル・マドリーやバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンなどのビッグクラブがこぞって彼の引き抜きを考えていると報じられていた。

しかし選手時代からセビージャ一筋だったモンチ氏は常にクラブ残留を表明しており、その通り今回2020年まで契約を延長することに合意したとのことだ。

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