懐かしい名前を突然目にするとき、それは時に良い知らせだったり、逆に悪い知らせだったりする。

コスタリカ代表として2002年と2006年のワールドカップに出場したパウロ・ワンチョペは、まだ今ほどリッチではなかった頃のマンチェスター・シティで活躍したストライカーだ。

2007年には原博実監督のFC東京へ加わり、J1で12試合に出場、2ゴールを記録。ただ、怪我もあって同年6月に契約解除した後はアメリカへ渡り、MLSのシカゴ・ファイアーへ加入するも半年も経たずに現役を引退している。

そんな彼も現在は指導者となり、2014年にはブラジルW杯でベスト8に入ったコスタリカ代表の監督に就任(※暫定を経て、2015年1月に正式契約)。

そこで冒頭の話だ。コスタリカ代表監督のワンチョペが、やってしまった…。

場所はパナマ。来年開催されるリオ五輪に向けた北中米カリブ海予選が当地で行われており、コスタリカは中央アメリカ地区のグループリーグ初戦でホスト国のパナマと対戦した。

試合は結局スコアレスドローに終わったのだが、終了の笛を聞いたワンチョペがピッチへ降りようとしたところ、警備員が扉をブロック。それを強引に開いたという流れから始まってしまったのが、こちらである。

警備員が手を出したことで完全にブチ切れてしまったワンチョペ。すぐに警察が駆け付け、その後の様子はTVカメラにも捉えられている。

選手も止めに入ったようだが彼の怒りはなかなか収まらず、結構な大事になってしまっている様子がうかがえる…。

今後、CONCACAFやコスタリカサッカー連盟から何らかの処分を受けることになるかもしれない。

【追記】ワンチョペ監督はその後、代表監督を辞任することを発表した。

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