昨年のディ・マリア、今年のスターリングと巨額の移籍金が動くイングランド・プレミアリーグ。

そのプレミアリーグの高額移籍を振り返る際に毎回登場するのが、アラン・シアラーだ。1996年、ニューカッスルがブラックバーンから彼を引き抜く際に支払ったのは当時史上最高額となる1500万ポンド(現レートでおよそ29.1億円)だった。

ただ、20年前の貨幣価値と現在の価値には相当の差異があり、単純比較は不可能。よって、最も高額の移籍が本当は誰になるのかはなかなか分からない。

それに答えるような記事を、『Mirror』が配信していた。

同紙によれば、1996年当時の1500万ポンドは今よりはるかに価値があったろうが、プレミアリーグの選手の平均価値はこの2年間で62%という異常な上昇を見せているので、単なるインフレ率だけではその値は弾きだせない、とのこと。

そんななか、『Transfer Price Index』の2人の人物が数学の全てを用いて(どんな方式で数値を弾きだしたのかは触れられておらず…)、プレミアリーグにおける本当の高額移籍トップ10を現在の貨幣価値で算出したとしている。

現在の貨幣価値で換算した、プレミアリーグにおける“真”の高額移籍トップ10を見てみよう。

10位 フアン・セバスティアン・ベロン(2001年)

ラツィオ→マンチェスター・ユナイテッド(6100万ポンド=118.3億円)

9位 ショーン・ライト=フィリップス(2005年)

マンチェスター・シティ→チェルシー(6340万ポンド=123億円)

8位 セルヒオ・アグエロ(2011年)

アトレティコ・マドリー→マンチェスター・シティ(6560万ポンド=127.2億円)