オランダの名門アヤックスは28日、チェコのヤブロネッツとのヨーロッパリーグ・プレーオフ第2戦をスコアレスドローで切り抜け、2試合合計1-0でグループステージ進出を決めた。

この試合後に話題を集めたのがアヤックスの守護神ヤスパー・シレッセンだ。

昨年のブラジルW杯までオランダ代表の指揮官を務めたルイス・ファン・ハール(現マンチェスター・ユナイテッド)の下で正GKの座を射止めたシレッセン。今夏にはそのユナイテッドへの移籍が取り沙汰されるなど、ビッグクラブ行きの噂が絶えない26歳だ。

そんな才能豊かなシレッセンだが、2010年に当時所属していたNECでデビューして以来、「PKを一度も止めたことがないGK」として知られている。W杯の準々決勝コスタリカ戦では戦略上の理由でPK戦突入直前にティム・クルルとの交代を命じられ、チームはクルルの活躍で勝利したもののシレッセンとしては拭い難い屈辱を味わった。

昨シーズンもPKを止める機会がないまま新たなシーズンを迎えることになったが、歓喜の瞬間はこの試合の後半に訪れた。

決められれば合計スコアで追い付かれる場面。しかしヤブロネッツのスロバキア人MFヤーン・グジェグシュのキックは右ポストを直撃する!

自らの手で止めたわけではなかったが、これまでの鬱憤が余程溜まっていたのだろうか、シレッセンは喜びを爆発させた。

このPKストップによりアヤックスは苦しい試合をスコアレスドローで終え、グループステージ進出を決めている。

25本目にして初めてPKを止めたシレッセンは、

「素晴らしい瞬間だったよ。もし直接止めていれば本当の成功だったと言えるだろうね。でもボールが枠に飛んでいてもちゃんと止められていたと思うよ!」