皆さん、こんにちは。駒場野です。

取りあえず一定の方向性は出た、でも間違いなくまだまだもめるはずの新国立競技場問題で書くコラムの準備を進めていたら、日本サッカー協会(JFA)から「グアムサッカー協会の会長と代表監督による表敬訪問の取材に来て」というご案内が。

Qolyでも、グアム代表がホームでインドを破って人口12億人以上の差をはね返した事や、ビザの関係で日本での合宿を組みながら次のイラン戦の準備をしている事が書かれていたので、こちらの記者会見に行ってきました(笑)。

人口差12億人以上!太平洋の島で驚きの勝利が達成される
https://qoly.jp/2015/06/17/guam-national-team-beaten-india

イランに行くグアム代表、なぜ日本でキャンプをするのか?
https://qoly.jp/2015/08/22/why-does-guam-national-team-come-to-japan

そして、リチャード・ライ会長とゲイリー・ホワイト監督が田嶋幸三JFA副会長と記者会見を行った模様は、その28日にJFAの公式サイトで掲載されました。

JFA公式サイト
「グアムサッカー協会のリチャード・ライ会長、ゲイリー・ホワイト監督がJFAハウスを訪問。 日本での強化合宿でFIFAワールドカップアジア2次予選での躍進を誓う」

http://www.jfa.jp/news/00007247/

「グアムと日本の12年」を語ろう

この中で紹介されたように、ライ会長は冒頭に「グアムサッカーに対して日本がしてくれたこの12年間の貢献を、ぜひ皆さんに紹介したい」と切り出しました。

話は自分の就任直後、2002年の日韓W杯を岡野俊一郎JFA会長(当時)の招待で観戦した事から始まり、2003年にJFAから派遣されて代表監督に就任した神戸清雄が10-12歳世代の強化から始める10年計画を作り、後任の築館範男監督もそれを修正するなど、グアムと世界とのつながりや長期強化の道筋がJFAにより開かれた事を繰り返しました。

2008年のリーマンショック以降、グアムの統治国であるアメリカが就労ビザ発給要件を厳しくし、日本からの指導者受け入れはできなくなったそうですが、EAFF(東アジアサッカー連盟)などを通じた協力関係は続き、現在もイングランド・サウサンプトン出身のホワイト監督がJFAのS級ライセンス講習に招かれているそうです。

今回の事前合宿も、グアム側の苦境を知ったJFAが堺のJ-GREENを用意して受け入れ、表敬訪問という形で東京での記者会見を設定してマスメディアで広く伝えてもらおうとしたと、取材陣の方から伺いました。

日刊スポーツ「グアム、W杯予選首位快走の裏に日本のサポート」
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1529725.html

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