MLSニューイングランド・レボリューションの昨季の地区優勝に大きく貢献した越僑MFリー・グエン(29歳)だが、待遇面で不満を持っており、ベトナムかメキシコのビッグクラブへの移籍を考えているという。

リー・グエンは昨季、レギュラーシーズン18ゴール、ポストシーズン2ゴールの活躍で、チームのイースタンカンファレンス優勝に貢献。年間MVPの最終候補(ロビー・キーンが受賞)に選出され、アメリカ代表にも返り咲いた。

リー・グエンは、2009~2010シーズンにVリーグのホアン・アイン・ザライ(HAGL)で、2011~2012シーズンにベカメックス・ビンズオンでプレーしたが、当時は大きなインパクトが残せず、アメリカに帰国。

しかし、帰国後はMLSで、シーズンを追うごとに大きく成長。現在は押しも押されもせぬスターとなり、数々のCM契約を獲得。ニューイングランド・レボリューションとMLSにとっては、まさに“金の卵を産む鶏”となっているが、MLSの制度にも阻まれ、年俸がアップしなかった。

リー・グエンの父親であるグエン・バン・ファム氏によると、同選手のもとには、既にメキシコのクラブから獲得の打診があったが、ベトナムでプレーすることも視野に入れているという。

(C) bongda+, リー・グエン