今、世界中で難民問題が深刻化している。

この夏、25万人以上の人がアフリカや中東地域を脱したと言われており、命の危険を顧みずドイツやギリシャといった欧州諸国を目指している。また、そうした難民の増加から受け入れる側の国でも対応を迫られており、そういしたニュースは連日日本でも伝えられている。

そうした国際問題を解決するべく、バイエルンがある声明を発表した。

バイエルンによればこの難民問題に対し、バイエルン州とミュンヘン市と協力し経済的かつ物質的、さらには実用的な援助を行っていくのだという。

声明の中でバイエルンは、難民の子供が参加できるトレーニングキャンプを実施し、食糧や衣服を供給する予定だという。また、バイエルンはフレンドリーマッチの収益金から100万ユーロ(およそ1億3000万円)を難民救済プロジェクトに寄付することを決めたそうだ。

さらに、バイエルンは次節のブンデスリーガ、アウクスブルク戦でドイツに住む子供と難民の子供をエスコートキッズに迎え入れるのだという。これは、バイエルンが難民を受け入れることに対してサポートしていることを表している。

ドイツに難民申請書を提出する人の数は今年80万人と予想されており、これは昨年の4倍の数字である。ドイツ最大のスポーツクラブがこうした支援策を積極的に提示するのは、大きな意味がありそうだ。

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