カンボジア代表を相手にホームで3-0と勝利を収め、ハリルホジッチ体制になってから初めて公式戦で白星を獲得した日本。中4日で会場をイランに移し、アフガニスタンとのアウェーゲームに挑んだ。

日本代表はカンボジア戦から武藤嘉紀を原口元気に入れ替えた4-2-3-1で、アフガニスタンはタイ戦から2名を変えた4-4-2というシステムであった。

アフガニスタンは一見カンボジアやシンガポールほど守りから入ってきたようには見えなかったが、2トップが山口蛍と長谷部誠にくっついてくるため、かなり意識は守備に傾いていた。

日本はこのアザディ・スタジアムの深い芝に上手くアジャストできたとはいいがたいところがあり、ドリブルでのボールの動きに手間取ったり、パスがギリギリスピードが足りなかったりという点も目立った。

しかし、アフガニスタンが攻撃面でのスタートを重視した形を取らず、2トップが日本の中盤にくっつくというシステムの特性上、前線の連携が切れる上に全体が下がってしまう傾向があり、どこかで引っかかったとしても奪い返すことが出来る。

ポゼッションを高め、そして攻め込んだ日本代表は9分に先制点を奪取。左サイド寄りの位置で原口からのパスを受けた香川がミドルシュートを放ち、ゴール左隅に決めた。

さらに34分にはセットプレーから森重のヘッドが放たれ、キーパーが弾いたところをタッチライン上で本田が折り返し。それを森重が押し込んで追加点を奪取した。

後半も展開は大きく変わらず、日本が試合のペースを握る展開。アフガニスタンは多少攻撃時のポジションが高くなったが、守備のコンセプトに変化がなかった。

50分には短いパスの連携から香川が左に飛び出し、角度のないところから追加点を奪取。

57分には香川のパスから山口が長い距離を走って裏に飛び出し、ゴール前にフリーで詰めた岡崎がゴール。さらにその3分後にも、本田のシュートのこぼれ球を岡崎が決めた。

そして73分に宇佐美の仕掛けからのクロスを本田が相手DFと交錯しながらなんとか押し込み、リードを6点に広げた。

アフガニスタンは最後に大柄なハイバル・アマニを入れ、その空中戦が2回ほど生きる場面はあったが、前述のように守備でかなり下がってしまうので起点になれず、上手く機能しきったとはいいがたかった。

原口のサイドバック配置などの実験はあまり効果を発揮せず、ゴールラッシュも相手の不完全燃焼に助けられた感はあるが、とにかくようやくゴールが入って勝ったという試合を経験できた。

シンガポールに引き分けて以来日本代表の周辺にはずいぶん鬱屈した空気が流れていたが、これでようやく予選の順位にも余裕が出てきた。来月、再来月にはアウェーゲームが続くものの、同じような結果を残してほしいところである。