スペイン1部エイバルに移籍した乾貴士が、先日こんなツイートをしていた。

乾が投稿したのは、リーガ・エスパニョーラ第2節アスレティック・ビルバオ戦の試合風景である。

エイバルとビルバオはともにバスク州に在籍するクラブであり、この一戦はダービーマッチであった。乾の移籍が発表されたのは試合直前の先月26日。そのため乾はこの試合をスタンドから観戦し、チームメイトの奮闘ぶりを眺めていたようだ。試合は2-0でエイバルが勝利し、連勝を飾っている。

さて、そんなこの試合はエイバルのホームで行われた。

エイバルのホームはキャパシティ6300人ほどのかなり小さなスタジアムなのだが…何かお気付きではないだろうか?

#eibarespanyol #aupaeibar
Posted by SD Eibar on 2015年5月9日

Ipurua gainezka! Hasta la bandera! Up to the top! #ipurua6267
Posted by SD Eibar on 2015年5月8日

そう、スタジアムのバックスタンド後ろに巨大なマンションがそびえ立っているのである!

普通のスタジアムであれば、周りのマンションから内部が見えないように屋根などの構造を工夫する。マンションから試合が見えてしまっては、クラブの入場料収入にも影響するからだ。

しかし、ここは人口3万人弱の田舎町である。スタジアム背後に巨大なマンションが堂々と建てられ、シンボルと化しているのだ。

それにしても、引いた写真から見るこのマンションのインパクト…。異様というかなんというか、とにかく圧倒的である。

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