『Just Football』は「今季のオランダ・エールディビジで見ておくべき若手10名」という記事を掲載した。

フランスやベルギーと並び、多くの若手が台頭するリーグとして知られているオランダ。毎年のように10代の選手がブレイクを果たし、欧州の様々な国へと飛び出していく。

昨季の王者PSVはメンフィス・デパイを失い、成長著しいアヤックスが覇権奪回を狙う。ビッグ3の一角フェイエノールトに加え、ズヴォレやフィテッセなども虎視眈々と上位を窺うエールディビジで、注目すべき10名の若手とは誰なのか?


ジャイロ・リーデヴァルト(アヤックス) / 19歳

彼はまだ19歳であるが、オランダでもっともソリッドなディフェンスをするセンターバックとしての地位を築いている。フランク・ライカールトとも比較される彼は、トルコ戦で3-0と敗れたオランダ代表の中で信頼を示した数少ない選手の一人だった。

ジャイロ・リーデヴァルトは、ありふれた10代のタレントではない。既に多くのものを持っている。17歳でアヤックスのトップチームにデビューしたとき、ローダから2回の得点を奪って逆転に貢献したときから、それは明らかだろう。

リーデヴァルトは完全なパッケージを備えている選手だ。センターバックであるために必要な身長は十分。サイドバックやミッドフィルダーでプレーできるだけの落ち着きとスピードをも備えている。

応用が利く選手であっても多少なり制限が課せられるものであるが、リーデヴァルトはどの場所でも試合で際立ったものを見せることが出来る。

この若者が現在のレベルを維持し、さらに発展を続けていくならば、限界が何処にあるのか予測するのは本当に難しいことだ。

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