先日、アーセナルとのダービーで値千金の先制ゴールを叩き出したチェルシーDFクルト・ズマ。

その後、ジエゴ・コスタに関する素直すぎる発言が物議を醸したが、20歳の若者としては率直な意見を述べたに過ぎないだろう。

この年齢でチェルシーのスタメンを張れることからも分かる通り、その才能は申し分ない。190cm92kgという巨漢にも関わらず、驚異の身体能力を誇り、スピードとパワーを兼ね備える逸材だ。

ジョゼ・モウリーニョ監督からの期待も高く、ゲームへの理解や判断力が向上すれば、スーパーなDFへと到達できるはず。先日のロンドンダービーでもこんなプレーを見せつけていた。

カウンターからアーセナルFWセオ・ウォルコットが飛び出そうとしたシーン。一瞬体勢を崩したズマだったが、そこから立て直すと懸命に追いすがり決死のタックルを敢行!見事にボールを刈り取ってみせた。まさに肛門が裂けそうな渾身のプレーであった。

あそこでかわされると、完全に決定機となる場面で、ややリスキーでもあったが、タックル自体は素晴らしいもの。ウォルコットに付いていける能力と、タックル技術、そしてそれを決めるという自信が垣間見えたプレーであった。

ダービーで決めた記念すべきプレミアゴールについて、「信じられない気分だよ。ゴール、勝利、そしてクリーンシートであったこともとても嬉しい」と語っていたズマ。

このところレギュラー起用される機会も増えてきたが、「(レギュラー争いは熾烈だが)僕らにとってはいいことさ。いいディフェンダーがいるからね。僕もプレーできるし、ジョン・テリーも。Gaz(ギャリー・ケイヒル)もいいプレーをした。僕らは昨季の守備組織を取り戻さなきゃならない。誰がプレーするかは問題じゃない」とも述べていた。