この夏、10代選手として史上最高額の移籍金によってマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたFWアントニ・マルシャル。19歳の新鋭FWは移籍後6試合で4ゴールとその力を早くも証明している。

そのマルシャルが移籍先としてユナイテッドを選んだ理由について、モナコの副会長が明かしたという。『Marca』からの情報として、『Metro』が伝えている。

デッドラインデーに決まったマルシャルの移籍はまさにショッキングであった。最高で5800万ポンド(105.3億円)にもなるその移籍金はフル代表デビューを果たしてない若手選手に支払うものとしてはあまりに高額すぎると批判の対象にもなった。とはいえ、あれから1か月も経たないうちにマルシャルはゴールと言う確かな結果でそういった声を黙らせた。

そのマルシャルにはユナイテッド以上のオファーが実はあったとモナコの副会長であるヴァディム・ヴァシリエフ氏が述べたという。

だが、ユナイテッド移籍が彼の夢であり、そのためにより好条件のオファーを蹴ってまでオールド・トラッフォード行きを選んだそうだ。

ヴァディム・ヴァシリエフ(モナコ副会長)

「ユナイテッド以上のオファーをした別のクラブがあった。いくらだったのかを明かすことはないだろう。だが、変動なしの固定値(インセンティブなし)でそれを上回るものだった。しかも、その相手はもう一年彼をモナコに留まらせることも我々にオファーしてきた。

だが、あの子はマンチェスター行きを望んだ。彼の夢だったんだよ。3000万ユーロ(40億円)のボーナス(インセンティブ)をつけて彼を行かせた。それだけの金がなければ、彼は残留していたよ」

この話が事実だとすれば、ユナイテッドサポーターにとっては嬉しい逸話といえるはず。今後さらに愛される存在になりそうだ。

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